腰の痛み
腰痛について
腰痛とは腰に痛みを感じる一般的な名称ですが、その種類は様々です。
しっかり判断できないと、治療をしても、なかなか良くなることはありません。
軽い腰痛も身体のサインです。
そのまま放っておくと、ぎっくり腰やヘルニア、狭窄症、坐骨神経痛などの重い症状になって手術…なんてことになりかねません。
そもそも腰痛の根本的な原因は、関節や筋肉にかかる力がおかしくなっていることが原因です。
体のズレ、特に背骨や骨盤のズレが治療できれば早期回復が見込めます。
※症状によっては保険適応外となります。
■当院では、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアでご来院される患者様も多くいらっしゃいます。
以下、発症の原因や発症した際の対処法をご紹介いたしますので、参考までにご覧いただければと思います。
ぎっくり腰
「ぎっくり腰」、医学的には「急性腰痛」と呼ばれ、突然発症して腰に激しい痛みを伴う症状です。
ぎっくり腰を起こしやすいのは、前かがみの姿勢や、前かがみで物を持った時が多く、その他にも、顔を洗う時・靴を履く時・ベッドから立ち上がる時・急に腰をひねった時・くしゃみをした時などのケースが見られます。
●発症直後の対処法
発症直後、痛みが強い場合は、仰向けに寝て、低めの台に両脚を乗せる・膝を軽く曲げて横向きに寝るなど腰に負担がかからない楽な姿勢をとることをおすすめします。
発症から2~3日後に痛みが少し和らいできたら、腰痛との結びつきが強い『背筋』の衰えを防ぐため、多少の痛みがある所でも、動かせるところはできるだけ積極的に動かすのもいいかもしれません。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、椎骨と椎骨の間にあるクッションの役割をしている椎間板に、何らかの原因でひびが入り、椎間板の内部にある髄核というゼリー状の組織が一部飛び出して、神経を圧迫し痛みを発症する症状です。
10~40歳代の若い世代に多く、その症状は腰痛から始まり、お尻や脚にしびれや痛みが生じ、前かがみの姿勢になると、症状が強まるケースが多く見られます。
●椎間板ヘルニアの対処法
じつはまだ、一般にはあまり知られていないかもしれませんが、多くの場合、何の対策をとらなくても発症してから6カ月前後で、自然に治ることが分かっています。
ただ、すべての椎間板ヘルニアが自然に消えるわけではなく、髄核が椎間板と神経の間にある『後縦じん帯』を突き破っている場合は消えやすくなっています。
後縦じん帯を突き破っていない場合は、免疫細胞が反応しにくいため、消失しにくくなると言われています。
腰痛の原因は腰以外のケースも…
腰痛はただ腰を痛めたというだけでなく、体の様々な部位が関連して痛みを引き起こしている可能性もあります。
当院では、全身を細かくチェックし、原因をたどっていきながら治療していきます。